2019年 07月 18日
七夕香 |
志野流室町教場(山田松香木店内向蒼軒)での七月の稽古。
七夕にちなんで組香は七夕香。
七夕香は他の組香と違い七夕の床飾りの中で楽しみます。
床に笹竹を立て
青黄赤白紫の五色の糸を張り琴を置き
つのだらいに梶の葉を浮べ季節の供え物、
秋の七草を添え、まことに晴れやかな床になります。
香七種、雲月扇糸竹各二包の内試しがあり
牽牛、織女を加えた七包を打交ぜての出香。
札を使っての一ちゅう(火主)開きで客である
牽牛、織女が出次第終わります。
幸い牽牛、織女も聞き分けることが出来
四点いただくことが出来ました。
札を使っての一ちゅう(火主)開きは一ちゅう(火主)聞く毎の結果で
訂正がききません。始めに聞き違えると大変です。
色紙に歌を書き各人が笹に結んで
本日の稽古は終わりました。
夕木立
ささやく竹葉
鐘の音
かがやく星座
今宵も一献
はずかしながら私の歌です。
岡﨑韶之(おかざきよしゆき)
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by okazaki_ao
| 2019-07-18 10:40